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【特別企画!】若手ゴルファーの井上選手と対談!~VOL.13 PART.2

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フィットネストレーナーを始め、スポーツやエンタテイメントなど、様々な業界の第一線で活躍している「からだプロ」へ突撃インタビュー。

第13回目は特別企画として、フロントランナーズVOL.2でご登場頂いた、若手プロゴルファーの井上選手との対談企画です!

からだプロ編集部の吉田は、井上プロのトレーナーとして、ツアープロのゴルファーとして必要な身体作りやスイングなどについてアドバイスを行っていた経験があります。

以前トレーナーとしてアドバイスを行ったことのある立場から、日々行っているゴルフの練習やトレーニング、自身の課題についてインタビューを行ってきました!

【取材協力】
「ゴルフサロンJOKER」
http://homepage3.nifty.com/f-s-f/
千葉県千葉市中央区登戸 1-18-10 千葉OSビル1F

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井上 項音士(いのうえ こうじ)
■経歴
11歳より、自宅近くにゴルフ練習場が出来たのをきっかけにゴルフを始め、ゴルフの楽しさを知り、中学3年生の時にプロゴルファーを目指す。
高校時代はゴルフ部に所属し、輝かしい実績を上げ、ゴルフの名門、東北福祉大学に推薦入学。
同大学卒業後、プロテストに見事合格、プロゴルファーとして5年目を迎える。
現在、チャレンジツアーに参戦中。今年はアジアンツアーへの参戦を目指す。

■取材班/吉田勇気 プロフィール
Web
・18歳でプロボクサーの経験を持ちながら、社会人サッカーチームを立ち上げ、天王杯千葉県大会ベスト8まで進出。
・その後、フィットネスクラブで集団指導、個別指導を経験。
・プロアスリート、日本代表アスリートの指導実績を持ち、現在もボランティアで指導を継続中。

【PART.1のまとめ】

●再現性が重要。小さい筋肉ではなく、大きい筋肉を意識しブレがない体つくりを!
●練習は「スイングを固める練習」と「ピンだけを狙う練習」など目的別に分けるとよい。
●アマチュアの方は、ウェイトマシンなど使わずに自重トレーニングでも十分!

~第二章~メンタルコントロールについて

■吉田:
ゴルフの場合はメンタルコントロールも成績に大きく影響しそうですよね。
実際“イップス”※1で苦しんでいる選手も多いようですが、井上プロはイップスの経験はありますか?
※1精神的な要因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のこと。
■井上:
パターがイップスです。切り返しの寸前で手が震えてしまい、心拍数が上がってしまいます。ひどい時はフォールアウトできない感覚にまで陥ることもありました。
イップスの怖いところは“練習ではできる”というところですね。練習ではスムーズに手は動くんですけど、本番ではダメ。練習の意味がないと思う時もあります。

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■吉田:
パターがイップスになってしまった原因は何ですか?
■井上:
高校・大学の時はパターが得意だったんですけど、プロテスト前に、スクエアにアドレスして、ヘッドをスクエアに置いて、スクエアに上げて、スクエアに下していくという一連の動きを取り入れたら、パターがだんだん入らなくなってしまって…。
今までは少し左を向いて、フェイスを右に押し出す感じだったんですけど、それを機械的な動きを入れたことで壊れてしまったようです。
で、基に戻そうと思っても、パターは感覚にゆだねている部分が多かったので、戻る感覚そのものが無くなってしまっていて。
パターが外れてリズムが悪くなると、ショットにも悪い影響が出てしまってしまいました。
イップスでの悪い影響は2~3年位続きましたね。

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■吉田:
今もイップスに苦しまれているのですか?
■井上:
今は大分克服できました。
外れても“これだけやっとけばパターが決まる”というのが明確になってきたので、この前の試合では震えはなくなりました。外れた時は外れた理由がわかるようにもなりました。自分の中でパターが決まるというイメージも固まってきたのは大きな前進でした!

イップスの克服には、打ち方が正しい・正しくないというよりも、教えてくれた人の言い方が私にはしっくりきました。
「ここがこうだから、こう直すと絶対大丈夫だよ!」っていう感じで、はっきりと言いきってもらえることで、自信が持てるようになりました。

アマチュアの方でイップスを持っている方は少ないとは思いますが、“気持ち悪さ”ってあると思うんですよ。ティーショットが右にOBがあると怖いなとか。
それを克服するには、メンタル、つまり“自信”が大事だと思いますね。

■吉田:
どなたが教えてくれたのですか?
■井上:
ジュニア時代から一緒のゴルフ仲間です。あと、色々な人にパターを教えてもらったりもしましたし、どこにヒントがあるかわからないものですね。
4スタンス理論も取り入れたので大分改善されました。
何度も同じことを言ってしまいますが、克服方法はやはり“自信”ですよね。
この動きさえしてれば大丈夫!というような、心のよりどころになるようなものを持てるかどうかだと思います。

■吉田:
ネガティブからポジティブに物事の捉え方を変換する“ポジティブシンキング”もポイントかもしれないですね!
私はプロボクサー時代、減量というと多くの選手が「お腹減ったな~辛いな~」と思うんですけど、私は「試合が終わったら、あれ食べよう!これ食べよう」って楽しい方向に考えるようにしていましたよ(笑)
それと、予測できる現象に対しての対策も“なんとなく”作っておくのも大事ですね!
■井上:
“なんとなく”作るのがポイントですね!完全に作ってしまうと、その対策通りにいかない場合にメンタルがガタガタッと崩れてしまいますからね。

今日は吉田さんと久々にゆっくりとお話しできて良かったです!

■吉田:
こちらこそ!
今後のご活躍、期待してます!
今日はありがとうございました!

この記事のまとめ

●イップスは、練習では出来るのに、本番では出来ない事が怖い。
●色々なスイングを練習するのではなく、自分の得意なスイングを一つ身に付ける!(特にアプローチやパター)
●メンタルを強くするには“自信”や“ポジティブシンキング”が大事。

2016年4月7日