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伝えるのがむずかしい“体の臭い(匂い)”。あなたはどうしてる?~とあるフィットネストレーナーのつぶやき~

現場で起こる困りごとやトラブル。みんなどうやって解決してるの?
とあるフィットネストレーナーが、プロならではの対処法から働き方のヒントまで、徒然なるままにつぶやきます!
Fitness woman on white background close up. Woman armpit waxing /Laser Hair Removal concept.

フィットネストレーナーであれば、誰でも一度は困った経験があるのが“臭い(匂い)対策”。
同僚のトレーナーや会員さんの香水やフレグランス、運動後の汗の臭いが強くて、他の会員さんが運動に集中できなくなってしまう…なんていう経験をされた方も多いのではないでしょうか?
特にスタジオでのプログラムは、一度にたくさんの会員さんが集まって運動をするので、臭い対策をおろそかにしてしまうと、会員さんの顧客満足度の低下に直結してしまう重要な問題です。今回は、総合フィットネスクラブで勤務するトレーナー歴10年のトレーナーに“臭いの問題”の伝え方をお尋ねしました。

 

“臭いの問題”は、伝え方ひとつで解決しやすくなる!

会員さんに影響を及ぼしてしまうほど臭いが気になった場合、フィットネストレーナーという立場上、すぐにでも対策を講じなければなりませんが、臭いの問題は相手を傷付けてしまうこともある、とてもデリケートな問題。伝え方には注意が必要です。
どんな方でも、周囲の方たちに迷惑をかけるために、故意に臭いを発しているわけではありませんからね。
大抵は、周囲の方たちに迷惑をかけてしまうほどの臭いを発してしまっていることに気づいていないだけなのです。
ですから、臭いの問題を解決する際は、“相手への伝え方” を必ず念頭におき、決して相手を傷付ける事のないように、細心の注意を払う事が必要です。

ここで、私が過去にフィットネストレーナーとしての経験で得た、臭いが気になる方(フィットネストレーナーや会員さん)への、さりげない伝え方を伝授します!

 

①フィットネストレーナーへの伝え方

臭いの問題はデリケートとはいえ、プロのフィットネストレーナーであれば、会員さんがより快適に運動ができる環境づくりのために、すぐにでも改善しなくてはなりません。
ですから、フィットネストレーナーに伝える際は、会員さんが迷惑してしまうほどの強い臭いを発しているということはオブラートに包まず、しっかりと伝えてあげる必要があります。

ここで大切なのが“一言前置きをすること”。

例えば、
「業界的にも、こういう人はたくさんいるんだけど…」
「自分も言われたことがあるんだけど…」
というような前置きをしてあげるだけで、相手を傷つけず、なおかつ問題点をストレートに伝えることができます。
以前、私の後輩のトレーナーに、上記のように前置きをして伝えたところ、快く、スムーズに聞き入れてもらえました。

また、伝える側と言われる側の2人だけしかない場所を選ぶのも大切なポイント。
他のフィットネストレーナーや会員さんがいなければ、言われた側も恥ずかしい思いをしなくてすむので、場所選びにも考慮できるとさらに良いでしょう。

私の場合は、伝えたい相手と同性のフィットネストレーナーから伝えてもらうようにもしました。
特に、女性の場合は同性から言われた方が聞き入れてもらいやすい傾向にあると考えています。

 

②会員さんへの伝え方

フィットネストレーナーへの伝え方以上に気を遣わなければならないのが、会員さんへの伝え方。
デリケートな問題だけに、伝え方をひとつ誤ってしまえば、その会員さんが来づらくなってしまうばかりか、退会してしまうこともあります。
私の知人のフィットネスクラブでは、フィットネストレーナーの伝え方がまずかったのか、その会員さんとはずっと良い関係だったのですが、体の臭いを伝えた後にコミュニケーションがとりにくい関係になってしまったというケースもありました。

私の経験では、臭いを伝えたい会員さんがいる場合は、その会員さんだけではなく“全員に伝える”ように心がけました。

例えば、スタジオレッスンの前などに、あたかも自分が失敗したかのようなジョークを交えながら、レッスンを受ける会員さん全員に、
「この前、TVで話題のフレグランスをついつい付け過ぎてしまって、上司に怒られました…(笑)
やはりスタジオだと匂いがきつかったですか?
スタジオだとこもりやすいので皆さんも気をつけてくださいね!(笑)」
という感じで、全員に、そして、自分自身の失敗談のように伝えることで、誰も気を悪くすることなく伝えることができます。

個人的にですが、臭い(匂い)の問題は“個人”の問題で片づけられないと思っています。
大衆の方が使われる施設では、快適な環境を維持するのも現場トレーナーの努めだと考えています。しかし、“臭い”は、とても難しい問題ですので、独断ではなく上司や同僚と相談の上、慎重に対処するのが望ましいと思います。
ご参考になればと思います。

以上、“とあるフィットネストレーナー”のつぶやきでした♪

 

【この記事のまとめ】

●“臭い”の問題はデリケートなので“伝え方”を工夫することが大切。
●フィットネストレーナーに臭いを伝える場合は、「“自分も言われた事がある”などの前置きをする」「誰もいない場所で伝える」「同性が伝える」ことがポイント。
●会員さんに臭いを伝える場合は、「ひとりにではなく全員に言う形を作る」や「自身の
失敗談を語る」がポイント。

2016年8月18日