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会員さんが途中で運動を止めてしまった!“気合・根性論”では解決できません!~とあるフィットネストレーナーのつぶやき~

現場で起こる困りごとやトラブル。みんなどうやって解決してるの?
とあるフィットネストレーナーが、プロならではの対処法から働き方のヒントまで、徒然なるままにつぶやきます!
Studio portrait of businessman smiling and punching air

“気合と根性”。

最近ではあまり聞かなくなりましたが、昭和世代の方にとっては苦い思い出のある(?)言葉ではないでしょうか?
実は私も“気合・根性論”真っ盛りの時代に高校時代を過ごし、そうした論調の中で部活に明け暮れていた者のひとりです^^
当時は、シャトルランやインターバルランニング中に、途中でスタミナ切れになって膝をついたり腿に手をついて止まったりすると、監督や顧問の先生から「お前根性無いな!1から鍛えなおしてやる!!」なんていう言葉を投げかけられたものです。

私自身、根性がないという自覚はまったくありませんでした。シャトルランが辛くて、息が切れ、脚はだるくて今にも倒れそうな身体を、両手を膝に付く事で支えていたのを覚えています。
これは根性ではなくて、単純に身体が疲労し、監督の望む持久力に対して私の持久力が及ばなかったのだと思っています。

 

途中で運動を止めてしまうのは“何らかのサイン”

私は、“気合”や“根性”を否定するつもりは全くありません。
むしろ、自ら高い目標を立てて、その目標を実現させるためには、要所要所で必ず必要なものだと思っています。

私が問題だと思っているのは、
「トレーニングの途中で運動を止めてしまう」=「気合や根性が無い」という、個人の主観で判断をされてしまいがちな、気合や根性で全てを解決しようとしてしまう考え方。

途中で運動を止めてしまうのは、気合や根性が無いからではなく、心肺機能や全身持久力が弱かったり、もしくは身体の不調によるケースがほとんどだと私は考えています。
会員さんが途中で運動を止めてしまった場合は、「根性が無い人だな…」と思って終わるのではなく、その会員さんの身体的な課題点を把握する事がトレーナーの仕事なのではないでしょうか。もし、ウェイトトレーニング中に会員さんのフォームが途中で乱れたのであれば、“もう実施できない”のサインだと考えて良いでしょう。

 

精神論ではなく、“的確な対応とアドバイス”を!

トレーニング中に会員さんのフォームが乱れる場合は、会員さんのメンタルが弱いのではなく、トレーナーから会員さんに対する、トレーニング方法の説明が不足しているのではないかと私は思います。“トレーニングを実施させる”事が目的ではなく、“正しい動きで正しい効果”を指導するのがトレーナーのあるべき姿だと私は考えています。ですので、会員さんに事前に「辛くなっても姿勢だけは丸めないで下さい」、「途中で動きが止まったら私がサポートしますので、フォームは崩さないで下さい」などをしっかりと伝える必要があると思います。会員さんのフォームの乱れやトレーニングの離脱を“根性がない”と片づけるのではなく、“なぜそうなったのか?”を学術的に分析し、会員さんに的確にアドバイスをしてもらいたいと思います。

ぜひ参考にしてください。

以上、“とあるフィットネストレーナー”のつぶやきでした♪

 

【この記事のまとめ】

●途中で運動を止めてしまうのは、会員さんの身体の“何らかのサイン”。
●トレーニング中に運動を止めた場合は、根性がないのではなく、「身体の不調」や「心肺機能や持久力などの課題」が原因だと理解すべし!
●精神論で解決するのではなく、“的確な対応とアドバイス”を!

2016年9月8日