ホーム > 新着記事 > 今さら聞けない基礎知識&小ネタ集~栄養摂取について~

今さら聞けない基礎知識&小ネタ集~栄養摂取について~


プロのフィットネストレーナーなら、たくさんの専門知識と経験で、お客様の信頼にお応えしたいもの。でも広くて深いフィットネス業界、意外と知らないことも多いのでは?そこで、「からだプロ」編集部が、現場で役立つ基礎知識あれこれを伝授しちゃいます。
さあ、あなたもレッツトレーニング!

人は様々な栄養を摂取することで、その生命を維持しています。
栄養素によってその働きや特徴は異なり、健康を維持するためには、
それぞれの栄養素をちょうど良い量だけ摂取することが大事です。
今回は、ビタミン(ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE)、ミネラル(カルシウム)について、それぞれの特徴と過剰摂取によって起こるデメリットをお伝えします。

■ビタミンについて

ビタミンには、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの2種類があります。脂溶性ビタミンは体内に蓄積されるため、過剰摂取すると副作用を引き起こす恐れがあるといわれています。一方、水溶性ビタミンの場合は、過剰に摂取しても尿とともに排出されてしまうため、通常の食事から摂取する分には取りすぎになることはまずありません。しかし、サプリメントや薬などを使う場合は過剰摂取となる可能性がありますので、多用しすぎないように注意しましょう。

<脂溶性ビタミン…過剰摂取により副作用が起こる可能性があるといわれているビタミン>

●ビタミンA

視力を正常に保つ働きを持つビタミンA。そのほかに遺伝子の発現や上皮細胞の機能維持、がんの抑制効果などがあるとされています。動物性食品に含まれるレチノールと、緑黄色野菜に含まれるカロテンの2種類があり、レチノールは豚肝臓、鳥肝臓、牛肝臓や牛乳、卵、イカ、銀ダラなどに多く含まれます。カロテンは油と一緒に摂取すると吸収されやすくなり、体内に吸収されてからビタミンAに変わるのが特徴といわれています。
ビタミンAを過剰に摂取してしまうと、脱毛、唇のひび割れ、皮膚の乾燥、骨の弱化など副作用が起こる危険性があるといわれています。また、妊娠中はお腹の赤ちゃんに与える影響も大きいため特に注意が必要です。「貧血予防のため」とレバーをたくさん食べる方がいますが、お医者様や栄養士さんのアドバイスを必ず仰ぐようにすると良いでしょう。

●ビタミンE

抗酸化作用が体内の酸化を防いでくれるため、細胞膜の酸化による老化や、動脈硬化、心疾患、脳卒中などの生活習慣病を防ぐ効果が期待できます。また加齢によって増えがちなシミの原因となる過酸化脂質の生成も抑えてくれる、女性にとっても嬉しい栄養素です。
ただし過剰に摂取すると、筋力低下や疲労、吐き気、下痢などの副作用を引き起こす可能性があるといわれています。

<水溶性ビタミン…過剰摂取しても体外へ排出されるといわれているビタミン>

●ビタミンC

肌のシミやソバカスの原因であるメラニン色素の無色化や、コラーゲンの生成促進など、女性に嬉しい効果が多く謳われるビタミンC。美容面だけでなく、免疫力の向上、発がん予防、動脈硬化の予防、鉄分の吸収促進など健康面での効果もあるといわれています。ビタミンCは体内で保持しにくく、ストレスなどの影響を受けて壊れやすいため、タバコを吸う人やストレスの多い人、免疫力の低下が気になる人などは、毎回の食事を通してこまめに摂取することを心がけましょう。

●ビタミンB群

糖質、脂質、たんぱく質のエネルギー代謝や、赤血球や核酸の生成を助けるといわれているビタミンB群。
ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類が協力関係を持ちながら様々な物質代謝に関わるため、どれか1種類だけをたくさん摂っても意味がありません。多くの食材を摂取して、8種類を上手に取り入れましょう。

■ミネラルについて

カルシウム、マグネシウム、ヨウ素、鉄、亜鉛、銅を含むミネラルは、生命維持に不可欠の要素です。しかし、特に女性の場合は、生理や妊娠、更年期などでミネラル不足が起こりやすく、極端な食事制限によるダイエットもミネラル不足の原因になってしまいます。一方、過剰摂取するとそれぞれの栄養素で副作用が起こってしまいますから、摂取量は少なすぎても多すぎてもダメ!ベストな量を常に摂取することを心がけましょう。

●カルシウム

カルシウムは、人の骨を保つ栄養素です。また心臓の規則正しい働きを助け、
細胞の成長に関わるなど、様々な機能に関係しています。カルシウムも吸収されにくい栄養素の一つですから、吸収を助けてくれる栄養素と一緒に、こまめに摂取することを心がけましょう。カルシウムを過剰摂取すると、便秘、腎機能不全、血管の石灰化、高カルシウム尿症などが起こる可能性があるといわれています。

【この記事のまとめ】

●ビタミンには、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンがあり、体に溜まりやすい脂溶性ビタミンは、過剰摂取で副作用が起こる可能性があるといわれている。
●ビタミンAとEは脂溶性ビタミン。ビタミンCとB群は水溶性ビタミン。
●カルシウムなどを含むミネラルは、生命維持活動に不可欠な栄養素。多すぎず少なすぎず、ベストな量を常に摂取することが重要。

2017年3月17日