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トレーニングは連動が大事!深井トレーナーへ突撃インタビュー!~VOL.3(深井 諭)

フィットネストレーナーを始め、スポーツやエンタテイメントなど、様々な業界の第一線で活躍している「からだのプロ」へ突撃インタビュー。

第3回目はフィットネストレーナーの深井 諭(ふかい さとし)さん。

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深井 諭(ふかい さとし)

■経歴

1981年千葉県生まれ 神奈川県茅ヶ崎市「ハヤシスポーツクラブ」ストレングス&コンディショニングトレーナー兼、同スポーツクラブマネジャー。

2004年ケビン山崎氏のジム「TOTAL Workout」に入社し、年間1500本のパーソナルトレーニングセッションを行い、多くの著名人やアスリートの肉体改造に携わる。

2008年「キッツウェルネス」(現ダンロップスポーツクラブ)スイミングセクションチーフとして、ベビーから高齢者までの「水育」指導を行う。

2011年NSCA認定パーソナルトレーナー取得。翌2012年ゴルフコンディショニングスペシャリスト取得。30歳からゴルフを始めたクライアントを4年でプロテスト合格に導く。

2014年「ハヤシスポーツクラブ」にて勤務し、小学生から高校生を対象にした「ジュニアアスリートクラス」を新設。水泳・スノーボード・サーフィン・野球・サッカー・テコンドー・器械体操・クラシックバレエ等様々な競技のジュニアアスリート60名の指導を行う。選手の中にはナショナルチームの選手もおり、ユース五輪・世界選手権・日本選手権出場や優勝に貢献。また、実業団バスケットボール部、神奈川県水泳連盟強化合宿にも帯同している。

 

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筋肉をつける事が目的ではなく、連動させる事が目的

人間の体には、たくさんの関節があります。

今、この記事をPCで打ち込んでいる時も複数の関節を動かして打ち込んでいます。

私たちが生活するうえで、様々な関節を同時、複合的に使っているうえで、ひとつの行動が成り立っています。

トレーニングのやり方によっては、ひとつの関節(単関節)しか使わずに実施する種目もあります。

例えばレッグエクステンションがそれにあたります。

単関節でのトレーニングもメリットはありますが、スポーツ選手には不向きであるケースが多いと私は考えています。

サッカー選手が蹴り脚を振り上げる際、足首、膝、股関節・・ 一度に動く関節を挙げたらキリがありません。すなわち、1行動に対し、体の連動性が必要なのです。

腕相撲でも一般的に見たら「腕」を使っているように見えますが、実は「胸」です。

また、片脚で腕相撲したらどうなるでしょう?

もし、態勢を崩したり、力が弱くなったりするのであれば、下半身⇒胸⇒腕との連動で1行動が成り立っている事がわかると思います。競技で結果を出すには連動できることが最も優先するべき事だと私は考えます。

選手の中には筋トレが不必要と拒む方もいますが、ウェイトマシンを勧める理由のひとつに重いものを挙げる際の体の連動性を感じてもらうように動機づけをします。

ベンチプレスで例えるなら、地面に近い下半身から体幹部を経由させ、上半身(バーベル)に力を伝える技術を指します。

私からすれば、それらはただのウエイトトレーニングでなく、ひとつのスポーツです。

アスリートにはいろんな種類のスポーツを実践させ、体の連動性を磨いてもらっています。

もちろん、アスリートだけでなく、一般の方にも適用できます。

初心者の方には単関節運動(レッグエクステンション等)から複合節運動(レッグプレス等)でも良いと思いますし、脚から腹部、姿勢維持への連動をイメージさせながら自重のスクワットを行うのも良いでしょう。

単純作業のようにトレーニングを行うのではなく、何の為か?何をしているのか?をお客様に意識させる事から始めるのが良いと思います。

 

試合で結果を残すにはメンタルコントロールが必要

ジュニアアスリートには「世界で活躍するアスリート」をコンセプトにメンタルの教育を行っています。

教育と言っても3つの事を繰り返し伝えるだけです。

1つ目は、【どんな状況でもポジティブであること】です。悪い結果が出た時に避けたいのは、投げやりになってしまう事。自分を客観的に分析し、同じエラーを繰り返さない為、気づく習慣を養う為にはポジティブであり続ける事が必要だと思います。

2つ目は【自分にチャレンジできる事】

どのような練習メニューでもその意味を見出し、コーチ陣に戦いを挑むくらいの気持ちが大切です。

辛くなればなるほど、「倒れたらどうしよう・・・」と怖くなります。逃げたくなります。自分の限界を見た事が無い僕ら凡人は、限界がどんなものかわからないからこそ、余計に怖くてたまりません。でも世界で戦うには必要な志です。

3つ目は【多くの方からサポートをもらえる事】です。

これは1つ目、2つ目以上に大切にしています。

「コーチやトレーナー、両親は本当に私の事を思って、いろいろ走り回ってくれる」そのような本心が垣間みられると、サポートする側も今よりもさらに尽くしてあげたいと思うものです。

「挨拶は中途半端」「お礼も言わない」「嫌なことは直ぐに顔に出す」「言い訳ばかり」誰だってそんな選手のサポートには力がはいりません。なので子供達に「目を合わせた元気な挨拶」を徹底させています。

現場のフィットネストレーナーの方が、もし、指導に対する志や方向性を持てていないのであれば、まず、自身のビジョン・信念を持つ事が大切だと思います。

少しでも現場で活躍される皆様の一助になればと考えております。

 

【この記事のまとめ】

●スポーツは複合的な動きで成り立っている為、下半身から上半身への力の伝え方などの「連動性」が必要
●課題への対策にはポジティブである事が大切。投げやりに課題のままにしておかない事
●多くのサポートをもらいましょう。日常の挨拶や姿勢を周りの方は見ています。一人だけでは世界では戦う事はできないはずです

2015年9月28日