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サッカーに必要なトレーニングって?元浦和レッズ山根選手へ突撃インタビュー!~VOL.4(山根 伸泉)

フィットネストレーナーを始め、スポーツやエンタテイメントなど、様々な業界の第一線で活躍している「からだプロ」へ突撃インタビュー。

第4回目は、プロサッカー選手の山根伸泉(やまね のぶみつ)さん。

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山根 伸泉(やまね のぶみつ)

■経歴
千葉県出身。サッカーの名門、市立船橋高校2年時に全国高等学校サッカー選手権大会優勝。国士舘大学サッカー部では、2001年北夏期ユニバーシアード日本代表チームの中心選手として優勝を果たす。

大学卒業後、Jリーグ浦和レッズに入団。
2003年からJFLの佐川急便東京SCに移籍。攻守の要となるMFとしてプレーし、チームの司令塔として活躍。キャプテンとしてチームの2位躍進を支え、ベストイレブンに選出される。
2007年より佐川急便SC(後のSAGAWA SHIGA FC)に加入しJFL優勝に大きく貢献。その後もチームをキャプテンとして牽引し、初の全試合出場を果たしてベストイレブンに再選、チームを2度目の優勝に導く。
2011年、チーム3度目の優勝に貢献、自身も3年連続のベストイレブンに選ばれるとともに、リーグのMVPにも選出される。
現在は地元千葉のVONDS市原に所属し、プレーヤーだけではなくチームを運営する営業スタッフとしても活動、悲願のJ3リーグ参入を目指す。

ラダートレーニングで反転力とバランス力を強化。

股関節の可動域や柔軟性も意識し、運動能力をさらに向上!

今回のフロントランナーは、VONDS市原所属のプロサッカー選手、山根 伸泉(やまね のぶみつ)さん。

サッカーの名門・市立船橋で全国大会優勝を経験し、その後、Jリーグ浦和レッズを始め様々なサッカーチームで活躍。
高校・大学時代にアマチュア選手として華々しい活躍をし、その後約13年間にわたってプロサッカー選手としてピッチに立ち続ける山根選手に、
アマチュアとプロの違いは何なのか?
約13年もの長きにわたって現役生活を続けられた秘訣は何なのか?
そのに核心に迫りながら、フィットネスの現場で役立つノウハウを探っていこう。

 

——アマチュアとプロで要求されるフィジカルの違いは何ですか。

はい。アマチュアとプロで異なる点はたくさんありますが、明らかに違うのが「基礎的な運動能力」ですね。
高校・大学のようなアマチュアでも、全国トップレベルの大会やリーグになれば、元々足が速かったり、敏捷性が高かったりというような、高い運動能力を持った選手“ばかり”ですが、プロの場合は、高い運動能力を持った選手は、“ばかり”ではなく、“全員”になります。
さらに、元々ずば抜けた運動能力を持った選手が、毎日のように様々なトレーニングに励んでいますので、アマチュアとプロの差はかなり感じましたね。

 

 ——具体的には、どのような運動能力で差を感じましたか。

私がいちばん感じたのは「反転力」や「バランス力」ですね。
サッカーの場合、一瞬で体の向きを変えて相手を振り払う“きり返し”の動きが大事です。
ディフェンスの際も、相手がフェイントで逆をつこうとしてきた時は、振り払われることなく相手の動きに付いていく必要があります。
そうした“きり返し”に必要な「反転力」や、きり返しをした時に体の体制を保つ「バランス力」がプロの場合では圧倒的な差がありますね。

 

——「反転力」や「バランス力」を伸ばすためにどんなトレーニングをしているのですか。

個人的には、反転力とバランス力に加えて、「自分のしたい動きを正確にできるようにする」こともトレーニングの課題にしていますので、ラダーやコーンを使ったトレーニングを中心に行っています。
ラダートレーニングは、脳で出した命令を、正確に・素早く体の動きにつなげる能力や、素早いステップを踏むことで足腰の筋力や敏捷性も鍛えることができます。
相手との激しい動きの中で、それに負けないフィジカルやバランス、競り合いの中でも冷静な判断ができる能力と、それを体に伝達する能力など、サッカーに必要な能力を鍛えることができるので積極的に取り入れています。

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他には、バランスボードを使った体幹トレーニングや、腹横筋・腸腰筋を鍛えるコアトレーニングなども取り入れています。脚だけ、とか、上半身だけ、というように、体の一部分だけを集中的に鍛えるのではなく、様々な部分を鍛えることが大事ですね。また、日々トレーニングをする上で、「自分よりもレベルの上の人と実施すること」を心がけています。
自分が「こうなりたい!」というイメージに近い人とトレーニングをすることで、よりトレーニングの効果が変わってくると思いますよ!

 

——約13年もの長きにわたって現役生活を続けていますが、特別なトレーニングやケアなどを行っていますか。

約13年、現役生活をし続け、年齢も30代後半になると、反転力やスピードを強化するというだけではなく、柔軟性にも気を配るようにしています。
特に、脚の伸びに影響する、股関節の柔軟性を高めるストレッチや、可動域を広げるトレーニングは念入りに行っていますね。

 

——今、注目しているトレーニング法などはありますか。

サッカーは、身体のバランス感覚や、リズミカルに動かす能力、ボールの落下地点を予測し身体を移動させる能力など、様々な能力が求められますので、サッカーにこだわらず、様々なスポーツをすることで運動能力を高めることが必要だと思っています。
なので「コーディネーショントレーニング」などは興味がありますね。

 

——ピッチに立ち続ける上で、メンタル面で心がけていることはありますか。

サッカーは90分間動き続けなくてはいけないスポーツです。延長戦がある場合は120分もの間ピッチに立ち続けなくてはならないこともありますので、どうしても身体能力や体力だけでは戦えない時も多くあります。そういった限界ギリギリの試合の時は、やはりメンタルの部分が勝負を左右しますので、そういう時は“限界を超えるのを楽しむ”ように心がけています。

「あと少し!もう一歩!」と自分に言い続けて、それを楽しむように奮起させています!

それと、試合前、特に大事な試合前でも“ルーチンを守ること”を意識しています。
どんな時も、普段の生活と同じような生活パターンをすることで、ピッチ上でも、良いパフォーマンスができると思います!

 

【この記事のまとめ】

●股関節の可動域と柔軟性が大事!
●サッカーで必要となる、脚の伸びに影響のある“股関節”の可動域を広げるトレーニングと柔軟性を高めるストレッチを行う。
●股関節は、年齢とともに固くなりがち。会員様には、股関節の可動域を広げ、柔軟性を高める「サイドランジ」をオススメしてみてはいかがでしょうか。

2015年10月15日